石川県のどんぶり 河豚の卵巣の糠漬けどんぶり
河豚の卵巣の糠漬け(ふぐのらんそうのぬかづけ)は、石川県の郷土料理です。河豚の子糠漬けとも呼ばれています。
フグの卵巣には、肝などと同様に猛毒のテトロドトキシンが含まれているます。
このため、食品衛生法により食用を禁止されています。
しかし、日本全国で石川県の美川、金石、大野地区のみで製造されています。
河豚の卵巣の糠漬けの製造は、ふぐ加工に関する資格免許を持つ業者にのみ許されており、出来上がった糠漬けは、石川県予防医学協会による毒性検査を受け、毒素が消失したことを確認した後に出荷されています。
塩漬け工程に1年以上、その後の糠漬け工程に半年以上をかけて製造される、非常に貴重な珍味です。
出来上がった糠漬けはこのようにしっかり漬かっているので、かなり塩辛く仕上がります。
糠を軽く落としたらスライスしてそのまま食べられます。
またオーブンで軽くあぶっても香ばしく、変わった食感が楽しめます。
あったかいどんぶりご飯に、お好みでのせて、河豚の卵巣の糠漬けどんぶりの出来上がりです。
さらにお茶をかけての、「ふぐの子茶漬」もどうぞ。
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